パチンコ店を含む娯楽業の平均給与【2021年6月】
パチンコ市場規模・動向 2021/8/26
パチンコ店を含む娯楽業(正規社員)の給与推移【2021年6月最新】
※厚労省「毎月勤労統計調査」参照・グラフ化
パチンコ店を含む娯楽業2021年6月における、きまって支給する給与は304,093円でした。
前月比では98.5%と約4,477円のマイナスで、前年同月比では99.9%でほぼ同水準となっていました。
なお、コロナ禍以前である2019年の同月と比較すると106.2%で、コロナ禍にもかかわらず、娯楽業の給与水準は高まっているといえそうです。
店舗型サービス業(正規社員)の給与推移【2021年6月最新】
※厚労省「毎月勤労統計調査」参照・グラフ化
2021年6月の全業種における、きまって支給する給与の平均は339,293円でした。
前月比100.7%でプラス約2.263円、前年同月比101.7%でプラス約5,753円となっています。
パチンコ店を含む娯楽業、飲食店、宿泊業、小売業といった店舗型サービス業の給与推移をみると、2021年6月はいずれも前月比で下回っていることがわかりました。
娯楽業98.5%でマイナス約4,477円、飲食店98.5%でマイナス約3,051円、宿泊業97.9%でマイナス約4,130円、小売業99.5%でマイナス約732円となっています。
コロナ禍以前の2019年同月と比較すると、飲食店と宿泊業の下落幅は大きく、いまだ戻っていない状態です。
額で表すと、飲食店はマイナス約23,853円、宿泊業はマイナス約9,554円となっており、このようなことからもコロナ影響の大きさが伺えます。
店舗型サービス業(正規社員)の超過労働給推移【2021年6月最新】
※厚労省「毎月勤労統計調査」参照・グラフ化
店舗型サービス業(娯楽業、飲食店、宿泊業、小売業)の超過労働給与推移をみるとわかりますが、いずれも下落しており、大なり小なり、きまって支給する給与に影響を与えていることが読み取れます。
平たくいえば「残業手当が減った」ということですが、背景を考えると「業務負荷が減った」ということがイメージできます。
ここから推測できることとして、店舗の集客状況が悪化し残業をお願いするまでもない、店舗あたりの人員を増やしたことで一人あたりの業務負担を軽減した、などが考えられそうです。
※【用語解説】
厚労省・毎月勤労統計調査で使用されている主な用語の説明より抜粋
「きまって支給する給与」とは
労働契約、団体協約あるいは事業所の給与規則等によってあらかじめ定められている支給条件、算定方法によって支給される給与のことであって、所定外労働給与(超過労働給与)を含む。
「超過労働給与」とは
所定の労働時間を超える労働に対して支給される給与や、休日労働、深夜労働に対して支給される給与のことであり、時間外手当、早朝出勤手当、休日出勤手当、深夜手当等である。