精鋭店舗経営の極意に触れた
PROFILE
樋口司浩さん
第一営業部 課長代理 ダラム800
副店長
2013年5月に三恵観光へ中途入社。13年以上の業界歴と腕を買われて採用された。前職では2 店舗の業績を見る統括責任者であったが、もっといろいろな業務を手掛けて自分を磨きたい、視野を広げたいと考えるようになり転職するに至る。
京都府福知山市に本社を置く三恵観光は、総合レジャー企業だ。手掛ける事業はパチンコ、ボウリング、ゲームセ ンター、飲食、ゴルフ、コインランドリーと広範。グループ会社では、不動産事業 やメガソーラー発電事業も手掛けている。多角的経営の基本方針は、多業種・精鋭。各店が商圏内で頂点を目指している。
パチンコホール『ダラム800』もその典型だ。総台数は京都府北部最大の8 0 0台。地域トップクラスの稼働を誇る。同店で副店長を任されているのが樋口さんだ。20代からビジネス書や啓発本に親しんできた読書家。いまでも週1 冊、関心にかかわらず読破して視野を広げる努力を続けている。自分に負荷をかけて成長することを楽しむ向きがあり、転職活動時もあえて業界の友人知人のツテに頼らなかった。ビジネスマンとして自分はどこまで通用するのか。第三者からの客観的な評価を知るため当サービスに相談。
複数得た内定の中から三恵観光を選択した理由は、成長性を感じたからだ。「京都市から距離がある『ダラム8 0 0』を初めて訪れたとき、その高稼働にショックを受けました。同じ郊外店でも大 阪とはまるで違う。これが精鋭店舗なのかと衝撃でした。さらに事業の柱は複数あり、事業領域を国外にも広げようとし ている。視野を広げるには最高の環境だと思いました」と当時を語る。
採用を即決した杉本潤明社長の存在も大きい。「重要な判断を即断できる社長がいるなら、会社の意思形成が速く、行動のフットワークも軽いはずです。かといってワンマン経営でないことも分かりました」
三恵観光はこの時期、パチンコ事業の変革期にあった。昔ながらの考え方から脱却し、「お客様視点の営業」に完全にシフトチェンジするためだ。2 店舗目への布陣を整える一環で中途採用された樋口さん。敏腕店長の実力を持っていたが、気持ちを新たにして主任の職位から経験を 積む道を選んだ。「『当社のやり方に慣れて頭角が現れるようになったら好きにしていい』と言われたので、まずは現場に溶け込む努力をしました」樋口さんは周囲の先輩社員や遊技客の動向をつぶさに観察。 逐一メモに取り、吸収 していった。大阪時代に学んだ手法。それが奏功して半年で係長に昇進。 15年4月から課長代理を任された。 現在は新店店長の筆頭候補だ。
樋口さんは三恵観光のフットワークの軽さや上層部に意見しやすい距離感にも満足している。「とにかく小回りが利いてチャレンジ 精神が旺盛なので、職責に応じた挑戦が しやすい。上司への相談がスムーズなの で実現度も高いです。これが精鋭店舗の秘訣なのでしょう。いまの私があるのは、これまで関係したすべての方のおかげ。 三恵観光に転職できて本当に良かった。今後は仕事を通じて受けた恩を返していきたいです」